ハメス・ロドリゲス、レアル移籍までの軌跡をロングインタビューで激白

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ハメス・ロドリゲスは先日、スペインのラジオ局「Cadena Ser」 の番組に出演し、司会者と長時間に渡る対談を行った。そこでハメスが語ったこととは?



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話はハメスの生い立ちやコロンビア時代にまでさかのぼり海外挑戦、そしてレアル・マドリードへの移籍までと多種に渡った。普段公で多くを語らないハメスがこのときばかりはサッカーのことからプライベートなことまで詳細に渡って喋りつくした。

ハメス・ロドリゲスのロングインタビューは以下の通り。

司会者:あなたはつらい幼児期を送ったんですか。

ハメス:3歳のときに父親が家を出て行ったんです。でも努力家のお母さんがいつも側にいてくれました。今僕がここにいられるために彼女は大変な苦労をしました。

司会者:お父さんがいないと気づいたのはいつ頃ですか。

ハメス:といっても僕には幸運にも義父のフアンカル(フアン・カルロス・レストレポ)がいたんです。彼はいつも側にいてくれて、最初に僕のサッカーの才能に気づいて、サッカースクールに連れて行ってくれたのも彼です。

司会者:サッカー選手になろうと思ったのはいつだったんですか。

ハメス:いつもサッカーをしていて、義父が僕は他の子供たちとは違うって気づいたんです。それでサッカースクールに5歳のときに通い始めました。

司会者:サッカーが勉強の妨げになることはありましたか。

ハメス:ありましたね。テストにはいつもなんとか合格していましたが、決していい成績ではありませんでしたから。両親はそれでも理解してくれて、ただせめて落第はするなと言われていました。それより両親によく言われていたのは、サッカーで一番になることです。彼らはそれならできると思っていたんです。

司会者:子供の頃のアイドル選手は(コロンビアの英雄)バルデラマですか。

ハメス:はい。彼はコロンビアにおける僕の見本の選手です。

司会者:コロンビアにいた子供の頃からレアル・マドリードのことは知っていましたか。

ハメス・もちろん。いつもTVでレアル・マドリードの試合を見ていました。

司会者:14歳でプロデビューしたそうですが、プロで自分よりずっと大きい選手たちとプレーするのは怖くなかったですか。

ハメス:怖かったです。僕はまだ子供だったし、たくさんの大人たちに混ざってやらなければならなく、もちろんビクビクしていました。ただ、コロンビアでは15、16歳の選手をトップに上げてデビューさせるのは珍しくないんです。スペインでは珍しいですが。僕は(試合では)ボールを受けたら、すぐにパスして、走るといった賢いプレーを心がけました。さもないとチャージを受けて倒されてしまうので。

司会者:そして16歳でアルゼンチンのバンフィエルドに行きましたね。

ハメス:はい。最初の6ヶ月はトライアル期間で、一人で行ったんです。その頃はとても辛かったです。まだ大人になりかけの子供だったし、いつも泣いていました。そんなときに(アルゼンチンの有名選手である)リケルメ、アイマール、アルメイダ、ガジャルドなどとプレーしたのはすばらしいことでした。

司会者:コロンビアに戻った頃はすでにあなたは有名になっていたんですか

ハメス:コロンビアに帰ったのは(ポルトガルの)ポルトと契約を交わした後だったので。

司会者:ポルトに移籍したときにはすでに奥さんと知り合っていたんですか。

ハメス:はい。彼女とは彼女の友達の紹介で16歳のときに知り合い、19歳で結婚したんです。

司会者:もしかして一人でいるのが怖いとか?

ハメス:一人でいるのが好きじゃないんです。いつも友達や誰かといたいんです。

司会者:ポルト時代はすごいメンバーが揃っていましたよね。

ハメス:そうですね。(コロンビア代表の)ファルカオ、グアリン、(アルゼンチン代表の)ルチョ・ゴンサレスなどがいました。たくさんのタイトルを獲ったし、とてもいい経験でした。ポルトの要求はとても高く、常に勝たないといけないといったメンタリティーがありました。勝つことが当たり前だというチームです。

司会者:その後、モナコに移籍しましたが、モナコにいるときにはレアル・マドリードのチャンピオンズリーグの試合を見に行ったりしましたか。

ハメス:僕はジダン、ベッカム、ロベルト・カルロスの時代からレアルのファンだったんです。11歳ぐらいのときからです。あるときはドイツのミュンヘンまで行ってバイエル・ミュンヘンとレアルの試合を観戦しました。そのときにクリスティアーノ・ロナウドと一緒に写真を撮ってもらったんです。彼とは代理人が同じだということもあり、数年前から知り合いなんです。

司会者:そのときから彼と一緒にプレーすると思っていましたか。

ハメス:はい。選手のバスに向かってファンたちが「クリスティアーノ、クリスティアーノ、(セルヒオ)ラモス、ラモス」と叫んだのを聞いたことがあったんです。そのとき、僕もここにいたいなと思っていました。そのためにずっと頑張ってきました。

司会者:ワールドカップに出場したときには、自分が世界トップレベルの選手であったと感じていたんですか。

ハメス:ワールドカップは期待以上の結果でした。それは個人的としてもチームとしてもです。ワールドカップのような大きな大会でゴールをマークするのは自分の夢でした。ブラジルに負けたときのがっかりはその分大きかったですけど。

司会者:レアル移籍の話はいつ聞いたんですか。

ハメス:ワールドカップ前から話がでていたんです。フランスから出たかったんで、もしワールドカップでいいプレーをしたら、出られると思っていました。フロレンティーノ・ペレス会長と初めて会ったのは契約書にサインしたときです。

司会者:(レアルの本拠地)ベルナベウには来たことがあったんですか。

ハメス:はい。マドリード対エルチェ戦など何試合か観戦したことはありました。ポルト時代にマドリードを訪れたとき、ファルカオと見に来たんです。

司会者:あなたはチームメイトに対してもシャイなんですか。

ハメス:シャイということではないけど、人との距離感を大事にしています。彼らとプレーするのはとても光栄なことなんで。

司会者:レアルに移籍当初はいつも違う、あるいは慣れていないポジションをアンチェロッテ監督にやらされていましたね。

ハメス:それは特に問題なかったです。順応しないといけないのは分かっていたし、それによって自分のレベルが上がると思っていたので。まだまだ上手くなれます。

司会者:(開幕2戦目に)レアル・ソシエダーに負けたときは雰囲気がかなり悪くなりましたね。

ハメス:そうですね。それも普通だと思います。ここではみんながいつも勝とうと思っているので。でも、それについては落ち着いていました。ただ、練習して上手くなろうとしか思ってなかったです。

司会者:アンチェロッテ監督は自己犠牲の精神をチームにもたらしました。監督からはどんなことを言われましたか。

ハメス:アンチェロッテ監督は、とても無口な人で、僕らに言ったことといえば、ボールを奪ったらベストなクオリティーで攻めるということ。ここでは確かに前より走る量が増えています。でも自分の理想のクラブにいられて、とても幸せです。自分のやっていることに満足しています。

司会者:どのポジションでプレーするのが一番好きですか。

ハメス:監督が言うところならどこでもいいです。どこだろうとやるつもりです。好きなのはウィングハーフで、ペナルティーエリアの近くですね。ハーフからフォワードまでなら全部のポジションをやったことがあります。

司会者:アトレティコ・マドリード戦の敗北からチームががらっと変わりましたね。

ハメス:確かにあのとき以来別のレアルに生まれ変わりました。

司会者:この前の(バルサとの)クラシコは緊張しましたか。

ハメス:僕はあまり緊張はしません。プレッシャーは感じましたが、それは普通のことです。いい状態にあることは分かっていたので、勝てると信じていました。すごかったのはサポーターたちで、スタジアムに着くときに見たんですが、応援がとても熱狂的で信じられませんでした。ああいう風景はこれからもずっと僕の頭に残るはずです。

司会者:ネイマールにゴールを決められてから負けると思いませんでしたか。

ハメス・まだ時間が十分にあったので思いませんでした。試合が始まってから4分しか経っていなかったから。チームには状況を一転させられる選手がたくさんいることだし。

司会者:ハーフタイムにはメンバーとどんな話をしていたんですか。

ハメス:チームには信念がありました。自分としてはディフェンスがとても大変そうで、スペースを与えてしまっていたと思いました。そこでクリスティアーノ・ロナウドに、「ディフェンス陣が疲れているから、もっと攻撃しよう」と言ったんです。

司会者:クリスティアーノはなんと答えたんですか。

ハメス:同じことを言ったんです。もっと攻撃しないとって。

司会者:試合後にはなにをしたんですか。

ハメス:家に帰りました。コロンビア人の友達がたくさん遊びに来たんです。

注・(大仕事をこなした後、ハメスは自宅で祝勝パーティーを開いた。)james2

司会者:ゴールを決めると、腕のタトゥーにキスしますよね。娘さんのサロメちゃんの名前があるところに? 彼女はあなたの一部なんですね。

ハメス:そうですね。あんなに小さい子がこんなにたくさんの感情を与えてくれるなんて信じられません。

司会者:あなたは信仰心が強いんですか。

ハメス:はい。とても強いです。私はクリスチャンで、行けるときはいつも教会に行くようにしています。ポルトにいるときから、スピリチュアルを指導してくれる人が毎月僕に会いにきてくれます。

司会者:(元レアルの)ディ・マリアと比較されることに関してはプレッシャーを感じましたか。

ハメス:それはありませんでした。彼はすごい選手だし、彼の実績にはリスペクトしています。ただ、僕にだって重要な実績をここで残せると思っています。

司会者:あなたにとって世界一の選手は誰ですか。

ハメス:クリスティアーノです。彼はゴールを量産する機械で、クラッキ(名選手)です。それだけじゃなくて、もっと重要なのは彼が素晴らしい人であるということです。

司会者:アンチェロッテ監督は先日、ベイルの調子がよければいつも試合に出すと言っていましたが、だったら誰を外せばいいと思いますか。

ハメス:それは監督が決めることで、僕は彼のためにいつも準備をするだけです。

司会者:(レアルのGK)カシージャ、ナバス、あるいはオスピナ(ハメスの義理の兄でコロンビア代表GK)の3人だったら誰が一番上手いですか。

ハメス:3人ともすごいGKですね。

司会者:ベンゼマかファルカオだったどっちが上手い?

ハメス:もし僕が監督だったら二人をFWにして自分をクサビにしますね。

司会者:ジダンかバルデラマだったらどっち?

ハメス:両方です。

司会者:スポーツの世界であこがれているのは誰?

ハメス:コロンビアのお手本といえばバルデラマですね。

司会者:彼とはたくさん話したことがありますか。

ハメス:いいや。まだ2回しか喋ったことがありません。

司会者:レアルの選手でもっとも驚かされた選手は?

ハメス:みんなすごいクオリティーを持っていますが、一番はMFのイスコ(フランシスコ・ロマン・アラルコン)ですね。彼はとても上手く、好きな選手です。

司会者:今まで最も強敵だったチームは?

ハメス:アトレティコ・マドリードが強くて、とても難しい相手です。

司会者:チーム内で一番の親友は?

ハメス:クリスティアーノ、ラモス、ペペ、マルセロですね。

司会者:サッカー以外の趣味は?

ハメス:ゲームです。

司会者:バロンドールに相応しいのは誰?

ハメス:クリスティアーノ

司会者:今まで見た中で過去最高の選手は?

ハメス:ジダン

司会者:あなたの夢はなんですか。

ハメス:バロンドールを受賞することです。